「不妊治療及び女性の健康課題対応両立支援コース」新設へ！！

令和７年度から両立支援等助成金に、「不妊治療及び女性の健康課題対応両立支援コース」が新設されました。既存の不妊治療両立支援コースの支給対象事業主と要件を見直したもので、更年期の心身の不調や月経困難症など女性の健康課題への対応と、仕事の両立を実現するための環境整備に取り組む中小企業を対象にしています。

「不妊治療及び女性の健康課題対応両立支援コース」の概要

不妊治療と仕事との両立、女性の健康課題である月経に起因する症状や更年期における心身の不調への対応と仕事との両立に関する職場環境の整備に取り組み、不妊治療や女性の健康課題対応を図るために利用可能な休暇制度等（休暇制度（多目的・特定目的とも可）・所定外労働制限制度（残業免除）・時差出勤制度・短時間勤務制度・フレックスタイム制・在宅勤務等）を導入し、労働者に制度を利用させた中小企業事業主に助成するものです。この助成金は事業所単位ではなく事業主単位で支給されます。

助成金は、支給要領に定める次の場合に支給します。

	支給要件	支給額
不妊治療	不妊治療のための両立支援制度を5日（回）以上利用	30万円
月経（PMS）	月経に起因する症状への対応のための両立支援制度を5日（回）以上利用	30万円
更年期	更年期に起因する症状への対応のための両立支援制度を5日（回）以上利用	30万円

＊いずれも労働協約または就業規則等において各休暇制度等の利用手続きや賃金取り扱い規定を整備をする必要があります。また、労働者からの相談に対応する両立支援担当者を選任する必要があります。

助成金を受ける際の詳しい要件などの詳細は、厚生労働省のホームページを確認してください。また、支給申請については当事務所へお気軽にご相談ください。